入社のきっかけを教えてください。
幼少のころ、大工になることが夢でした。しかし、大工は中学校卒業後には修行を積むのが一般的で、気づいた時には時期を逸してしまっていたのです。その後、大工ではなく、構造設計で建築の道を歩んでいたのですが、偶然にも翠豊に親会社から出向できるチャンスに恵まれました。運命を感じずにはいられず、大工の仕事に関われるチャンスだと、迷わず出向を志願しました。
現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
大工という肩書ではありますが、品質管理や案件管理なども担当しています。案件管理とは、加工スケジュールを立てたり、運搬の手配をしたり、案件全体がスムーズに進むように管理する仕事です。
前職で担当していた構造計算はパソコン業務ばかりでしたが、今は加工作業を行うこともありますし、力作業をすることもあります。子どものころ、なりたかった「大工」に近づけていると思います。
私は、いろいろな方とコミュニケーションを取りながら進められる、今の仕事に大きなやりがいを感じています。翠豊に出向できて本当によかったです。
仕事において、印象に残っているエピソードはありますか?
新しく経験することが多いので、印象深い体験は数多くあります。そのなかでも特に印象に残っているのは、初めてひとつの案件を出荷まで無事に終えられたときのことです。その案件は、加工方法が複雑で、ほかの大工さんでも分からないような加工方法でした。大工さんの横で3DのCADを見せながら、つきっきりになって作業を進めて……カタチになるまでにかかった期間は約1ヶ月。社長をはじめとした周りの方にサポートいただいて何とか出荷できたときには、うれしさがこみ上げました。
翠豊の魅力、強みについて教えてください。
成長できる環境が大きな魅力です。同じ建築業界でも、ある程度の期間仕事をすれば、すぐに自分の身につく仕事もありますが、翠豊ではひとつとして同じ形の建物がないので、造り方もアプローチも異なります。常に学びと成長でスキルや経験が確実に磨かれていきますし、仕事としても飽きがくることはありません。
白川町で働く・暮らす魅力を教えてください。
私は自然が好きなので、のびのびと仕事ができる白川町を気に入っています。翠豊に入社する前は東京に住んでいましたが、白川町の方が圧倒的に景色が美しいです。大きな建物がない分、太陽の動きもダイレクトに感じられます。色彩も、より鮮やかな気がしています。
都会から移住しましたが、私個人としてはどこでも適応して生活できるのだと実感しています。
社内はどんな雰囲気で、どんな人柄の方が多いですか?
もちろん人それぞれ個性はありますが、全体的に穏やかでやさしい方が多いと思います。年齢の離れた方も多いので、子どものように接していただいています。
土地柄、農業をされている方や猟師をされている方もいるので、ぜひ教えていただきたいなと思っています。
会社としては、何にでもチャレンジさせてくれる環境です。チャレンジしていると、周りの方が助けてくれたり、教えてくれたりするので、とてもありがたいです。
入社して成長したと感じる部分はどこですか?
加工や施工に関する知識が身につきました。構造設計で、耐震上いかに頑丈な建物を設計できたとしても、実際に造れなければ意味がありません。手を動かす「ものづくり」に必要な知識が習得できたことは、自分にとって非常に有益でした。しかし、まだ十分とは言えません。今後もさらなる学びを重ねていきたいです。
翠豊はこれから、どんな会社になっていくと思いますか?
翠豊は平均年齢が高く、若い人が少ないこと、後継者がいないことが課題です。今まさに人事制度の構築なども進めているので、今後は仕事内容だけでなく、働き方についても、魅力的に感じていただけるような会社になっていくと思います。
今後の目標について教えてください。
建築に関して、オールマイティに対応できる人を目指していきたいです。
設計に施工、加工、管理、そして大工のような手仕事まで、あらゆる仕事にチャレンジできる翠豊には、その環境が整っていると思います。
求職者の方に一言お願いします!
翠豊の手がける案件は、他社では扱わない、扱えないような内容ばかり。特殊な建築に携わりたい方には、ぜひおすすめです。
日々成長で、確実に成長できる環境ですよ。